話法・受動態・接続法

受動態に代わる表現:sich lassen・sein zu・形容詞の -bar

B2発展ドイツ語

要点

行為を受ける物や人を主語にし、行為者を示さずに可能性や必要性を表す表現です。sich lassen は「〜できる」、sein zu は文脈によって「〜しなければならない」または「〜できる」を表します。-bar の形容詞も、多くの場合「〜できる」という性質を表します。日本語では「修理できる」「提出する必要がある」のように訳すと自然です。単に出来事を述べる受動態とは違い、可能性や義務などの意味が加わります。

形

主語+活用した lassen+sich+zu のない不定詞(Das lässt sich ändern.)/主語+活用した sein+zu 不定詞(Das ist zu ändern.)/sein+-bar の形容詞(Das ist machbar.)。再帰代名詞は主語に合わせます。-bar の形容詞は名詞の前では語尾変化します。

使い方

  • sich lassen+不定詞は、物事が実行可能かどうかを述べるときによく使います。主語が複数なら lassen も複数形にします。
  • sein zu+不定詞は、指示や規則では必要性を表しやすく、やや硬い表現です。可能性を表すこともあり、意味は文脈で判断します。
  • nicht zu+不定詞は、不可能とも禁止とも解釈できる場合があります。状況や前後の説明から意味を判断します。
  • -bar の形容詞は、lesbar、essbar、lösbar など、定着した語を使います。すべての動詞に自由に付けられるわけではありません。

例文

  • Das Fahrrad lässt sich noch reparieren. — その自転車はまだ修理できます。
  • Die Unterlagen sind bis Freitag einzureichen. — 書類は金曜日までに提出する必要があります。
  • Die Tür klemmt und ist nicht zu öffnen. — ドアが引っかかっていて開けられません。
  • Die Schrift auf dem Schild ist auch aus der Ferne gut lesbar. — 看板の文字は遠くからでもはっきり読めます。

よくある間違い

❌ Das Fahrrad lässt sich zu reparieren.

✅ Das Fahrrad lässt sich reparieren.

sein zu の形と混同しやすいですが、sich lassen の後の不定詞には zu を付けません。

覚えておこう

sich lassen は可能性、sein zu は文脈に応じた必要性または可能性を表します。-bar は形容詞なので、定着した語を形容詞の使い方と一緒に覚えます。