未来完了:未来までの完了と過去についての推量
要点
未来完了(futuro perfecto)は、未来のある時点までに出来事が完了していることを表します。また、すでに起きた出来事について、現在の状況から「〜したのだろう」と推量するときにも使います。日本語では文脈や「〜し終えている」「〜したのだろう」などで区別しますが、スペイン語では同じ未来完了の形が両方の意味を担います。
形
haber の未来形(habré, habrás, habrá, habremos, habréis, habrán)+過去分詞。規則形は -ar → -ado、-er/-ir → -ido です。hecho、dicho、visto などの不規則形も使います。過去分詞は主語の性・数に合わせて変化させません。
使い方
- 未来の期限や基準時点までの完了を表します。para mañana(明日までに)や para entonces(その時までに)などが手がかりになります。
- すでに起きたと思われる出来事を推量します。この用法では、未来の出来事を述べているわけではありません。
- 未来形の推量が現在の状態などを表すのに対し、未来完了の推量は、それより前に起きた出来事を表します。
例文
- Para mañana habré terminado el informe. — 明日までには報告書を書き終えているでしょう。
- Para las diez ya habréis cenado. — 10時までには、皆さんはもう夕食を済ませているでしょう。
- No encuentro las llaves. Las habré dejado en casa. — 鍵が見つかりません。家に置いてきたのでしょう。
- María no contesta al teléfono. Habrá salido. — マリアが電話に出ません。出かけたのでしょう。
よくある間違い
❌ Para mañana habré terminar el informe.
✅ Para mañana habré terminado el informe.
haber の後には不定詞ではなく過去分詞を置きます。terminar は terminado にします。
覚えておこう
未来の基準時点があれば「その時までに完了」、現在の状況から推測していれば「すでに起きたことの推量」と読み取ります。