意図しない出来事を表す se:se me cayó など
要点
se me cayó のような形は、物が落ちたり壊れたり、何かを忘れたりした出来事を、意図しないこととして述べる表現です。行為者よりも、起きたことに焦点を置きます。me などは、その出来事の影響を受けた人を示します。日本語の「うっかり〜してしまった」に近い場合がありますが、いつも後悔を表すわけではありません。
形
se + 間接目的語代名詞(me / te / le / nos / os / les)+ 主語に一致する動詞 + 出来事の対象となる主語。例:Se me cayó el vaso. / Se me cayeron las llaves.
使い方
- caerse、romperse、olvidarse などで、落下・破損・うっかり忘れたことを述べます。quedarse では、電池などが切れたことも表せます。
- 動詞は me などが指す人ではなく、物や忘れた事柄に一致します。日本語では省略しやすい単数・複数の区別にも注意します。
- 誰に起きたかを明示する場合は A Ana se le… のように言います。a + 人を添えても、le などの代名詞は残します。
- Rompí el vaso. は自分が割った行為を述べ、Se me rompió el vaso. は自分に関わる破損を意図しない出来事として述べます。この形だけで責任がないと断定するわけではありません。
例文
- Se me cayeron las llaves al sacar el móvil del bolso. — バッグからスマホを取り出したときに、うっかり鍵を落としてしまいました。
- A Ana se le rompieron las gafas durante el viaje. — アナは旅行中に眼鏡が壊れてしまいました。
- Se nos olvidó cerrar la ventana antes de salir. — 出かける前に窓を閉めるのをうっかり忘れてしまいました。
- ¿Se os ha quedado el móvil sin batería? — みんな、スマホの電池が切れちゃったんですか。
よくある間違い
❌ Se me cayó las llaves.
✅ Se me cayeron las llaves.
主語は複数形の las llaves なので、動詞も複数形の cayeron にします。me は出来事の影響を受けた人を示し、動詞の数を決める主語ではありません。
覚えておこう
「誰に起きたか」は me などで、「何がどうなったか」は主語と動詞で表します。代名詞の順序は se me、se os のようになります。