前置詞付きの関係詞と補足する関係節
要点
関係節の中で動詞などが必要とする前置詞は、関係詞の前に置きます。例えば hablar de algo は el tema del que hablamos となります。また、相手がすでに特定できる人や物に情報を付け足す関係節は、コンマで区切ります。日本語ではどちらも名詞の前で説明することが多いので、スペイン語では前置詞とコンマの役割を意識しましょう。
形
名詞+前置詞+el que / la que / los que / las que+節。人には前置詞+quien / quienes も使えます。補足する関係節:名詞+,+que / quien(es) / el cual など+節+,(文末では終止符)。
使い方
- 前置詞は関係節内の意味や動詞の結び付きで選びます。confiar en なら en、referirse a なら a を保ちます。a+el は al、de+el は del になります。
- el que と el cual の形は、前にある名詞の性・数に合わせます。前置詞の後では el cual / la cual / los cuales / las cuales も使え、特に書き言葉でよく見られます。quien / quienes は人だけを指し、数を合わせます。
- コンマなしの関係節は、どの人・物かを絞り込みます。コンマで区切る補足の関係節は、特定済みの相手に情報を加えます。人を補足するときは、前置詞なしでも quien / quienes が使えます。
- 直前の文の内容全体を受けるときは、中性の lo que や lo cual を使います。por lo que は、前の内容を受けて結果を述べるときに使えます。
例文
- La compañera con la que trabajo se muda a Valencia. — 一緒に仕事をしている同僚がバレンシアに引っ越します。
- Este es el informe al que me refería. — これが、先ほど言っていた報告書です。
- Mi hermana, quien vive en Sevilla, viene este fin de semana. — 姉はセビリアに住んでいるのですが、今週末こちらに来ます。
- Han cancelado el tren, por lo que llegaremos más tarde. — 電車が運休になったので、到着が遅くなります。
よくある間違い
❌ La compañera que trabajo se muda a Valencia.
✅ La compañera con la que trabajo se muda a Valencia.
「同僚と一緒に働く」は trabajar con una compañera です。関係節にしても con が必要です。日本語の「一緒に仕事をしている同僚」では名詞の直前に「と」を置きませんが、スペイン語では con la que とします。
覚えておこう
前置詞は関係節の中の役割で選び、冠詞は前の名詞の性・数に合わせます。コンマは、対象を絞る説明か、情報を付け足す説明かを区別します。