現在完了形と過去形の使い分け
要点
ドイツ語の現在完了形(Perfekt)と過去形(Präteritum)は、どちらも過去の出来事を表します。選ぶときは、出来事がいつ起きたかだけでなく、会話か文章か、どの動詞を使うかが重要です。日本語ではどちらも「〜した」と訳せることが多く、訳だけでは使い分けが分かりません。現在完了形は、現在とのつながりがある場合にしか使えないわけではありません。
形
形の作り方ではなく、場面と動詞に注目します。会話では現在完了形が基本ですが、sein・haben・話法の助動詞では過去形もよく使います。
使い方
- 日常会話で経験や出来事を伝えるときは、現在完了形がよく使われます。gestern(昨日)など、過去の時点を示す語とも一緒に使えます。
- 物語や書かれた出来事の経過では、過去形がよく使われます。ただし、メールやメッセージなど会話に近い文章では現在完了形も自然です。
- war・hatte・musste・konnteなどは、日常会話でもよく使います。過去の話だからといって、すべての動詞を現在完了形にそろえる必要はありません。
例文
- Ich habe gestern meine Schwester besucht. — 昨日、姉のところに行きました。
- Gestern besuchte ich meine Schwester. Wir tranken zusammen Kaffee. — 昨日、姉のところに行きました。一緒にコーヒーを飲みました。
- Ich war gestern krank und habe den ganzen Tag geschlafen. — 昨日は体調が悪くて、一日中寝ていました。
- Ich musste länger arbeiten und habe deshalb den Bus verpasst. — 残業しなければならず、そのためバスに乗り遅れました。
覚えておこう
会話では現在完了形、物語の文章では過去形が基本の目安です。sein・haben・話法の助動詞の過去形は、会話でも自然です。