再帰代名詞と再帰動詞
要点
再帰代名詞は、動作の対象が主語と同じ人であることを表します。たとえば sich waschen は「自分の体を洗う」です。一方、sich beeilen(急ぐ)や sich freuen(喜ぶ・楽しみにする)のように、再帰代名詞を動詞の一部として覚える表現もあります。日本語では「自分を」と言わなくても、ドイツ語では再帰代名詞が必要な場合があります。
形
主語に合わせて動詞と再帰代名詞を変えます。主語の順に ich/du/er, sie, es/wir/ihr/sie, Sie:対格は mich/dich/sich/uns/euch/sich、与格は mir/dir/sich/uns/euch/sich です。例:ich beeile mich、du beeilst dich。
使い方
- 再帰代名詞が必要な動詞は、sich を含めて覚えます。sich freuen auf +対格は、これからのことを楽しみにするときに使います。
- waschen のような動詞では、対象によって再帰代名詞を使うかどうかが変わります。Ich wasche mich. は自分を、Ich wasche das Kind. は子どもを洗う意味です。
- 自分の体を洗う場合は対格ですが、体の部位などを対格で示す場合は与格になります。Ich wasche mir die Hände. の mir は「自分の」、die Hände は洗う対象を示します。
- 主語が文頭の平叙文では、再帰代名詞は通常、活用した動詞のすぐ後に置きます。例:Du beeilst dich.
例文
- Ich freue mich auf das Wochenende. — 週末が楽しみです。
- Du beeilst dich heute sehr. — 今日はずいぶん急いでいますね。
- Ich wasche mich jeden Morgen. — 毎朝、体を洗います。
- Ich wasche mir vor dem Essen die Hände. — 食事の前に手を洗います。
よくある間違い
❌ Ich beeile.
✅ Ich beeile mich.
日本語の「急ぎます」には「自分を」に当たる語がありませんが、ドイツ語の sich beeilen には再帰代名詞が必要です。主語が ich なので mich を使います。
覚えておこう
辞書の sich は、文では主語に合わせた形に変えます。対格と与格で形が違うのは、一人称・二人称単数の mich/mir と dich/dir です。