主語の人称代名詞と du・Sie の使い分け
要点
主語の人称代名詞は、誰について話しているかを示します。日本語では文脈から分かる「私」「あなた」などを省くことが多いですが、ドイツ語では通常、主語を表します。相手を指すときは、親しい相手への du と、丁寧な呼びかけの Sie を使い分けます。Sie は一人にも複数の人にも使えます。
形
主語の形:ich(私)、du(親しい相手一人)、er(彼・男性名詞を受ける形)、sie(彼女・女性名詞を受ける形)、es(中性名詞を受ける形)、wir(私たち)、ihr(親しい相手複数)、sie(彼ら・彼女ら・それら)、Sie(丁寧に呼びかける相手一人または複数)。
使い方
- du は家族、友人、子どもなどに使います。親しい相手が複数なら ihr を使います。
- Sie は、初対面の大人や仕事上の相手などに使うのが基本です。職場によっては du を使う習慣もあるので、相手や場面に合わせます。
- 丁寧な呼びかけの Sie は文中でも大文字で書きます。小文字の sie は「彼女」または「彼ら・彼女ら・それら」を指します。
- 動詞の形も主語に合わせます。例えば du heißt に対して、丁寧な Sie は Sie heißen です。
例文
- Ich wohne in Berlin. — ベルリンに住んでいます。
- Wie heißt du? — 名前は何?
- Wie heißen Sie? — お名前は何ですか。
- Anna und Paul sind hier. Sie warten auf den Bus. — アンナとパウルはここにいます。バスを待っています。
よくある間違い
❌ Wo wohnen sie, Frau Tanaka?
✅ Wo wohnen Sie, Frau Tanaka?
田中さん本人に丁寧に尋ねているので、Sie を大文字で書きます。小文字の sie は第三者を指す形です。
覚えておこう
親しい相手一人には du、複数には ihr、丁寧な呼びかけには人数にかかわらず Sie を使います。文頭では sie も大文字になるため、意味は文脈と動詞の形から判断します。