動詞・形容詞の名詞化と格変化
要点
動詞の不定詞や形容詞は、名詞として使うと語頭を大文字にします。不定詞の名詞化は行為や活動を表し、中性名詞になります。形容詞の名詞化は人や抽象的な事柄を表しますが、名詞になっても形容詞の語尾変化を保ちます。日本語の「〜すること」「〜な人」などに相当しますが、ドイツ語では性・数・格に合わせた形が必要です。
形
動詞:lernen → das Lernen。格に応じて冠詞が変わりますが、通常、不定詞自体は変わりません(das Lernen / beim Lernen)。形容詞:bekannt → eine Bekannte / mit einer Bekannten。語尾は冠詞の有無・種類と性・数・格によって決まります。
使い方
- 活動をひとまとまりの事柄として述べるときは、名詞化した不定詞を使います。beim は bei dem の短縮形で、「〜しているとき」を表せます。
- 人を表す場合は、男性なら ein Bekannter、女性なら eine Bekannte、複数なら Bekannte のようになります。格が変われば語尾も変わります。
- 抽象的な事柄は中性で表します。たとえば das Gute は「よいこと・よいもの」です。etwas や nichts の後では、etwas Neues、nichts Wichtiges のように主格・対格で -es を付けます。
例文
- Das regelmäßige Lesen hilft mir, meinen Wortschatz zu erweitern. — 定期的に読書をすることが、語彙を増やすのに役立っています。
- Beim Kochen höre ich oft Podcasts. — 料理をしているときは、よくポッドキャストを聞きます。
- Ich möchte am Wochenende etwas Neues ausprobieren. — 週末に何か新しいことを試してみたいです。
- Ich habe gestern mit einer Bekannten über die Wohnungssuche gesprochen. — 昨日、知り合いの女性と部屋探しについて話しました。
よくある間違い
❌ Ich habe gestern mit einer Bekannte gesprochen.
✅ Ich habe gestern mit einer Bekannten gesprochen.
名詞化した形容詞にも語尾変化が必要です。mit は与格を取るので、女性単数の einer の後では Bekannten とします。
覚えておこう
名詞化した語は大文字で始めます。名詞化した形容詞は、名詞として使っても形容詞の語尾変化を保ちます。