話法・受動態・接続法

接続法第II式:現在・未来の仮定と願望

B1重要ドイツ語

要点

接続法第II式(Konjunktiv II)は、現在の事実とは異なる状況や、実現するか分からない未来を仮定するときに使います。「もし〜なら、〜するのに」や「〜だったらいいのに」という意味を表せます。日本語の「〜たら」だけで常にこの形になるわけではなく、現実的な条件には直説法も使います。

形

多くの動詞:主語に合わせた würde + 不定詞。sein → wäre、haben → hätte、können → könnte、müssen → müsste などもよく使います。条件文の基本形:Wenn + 主語 + … + 定動詞, 定動詞 + 主語 + …。例:Wenn ich Zeit hätte, würde ich kommen.

使い方

  • 現在の事実とは異なる条件と、その場合の結果を表します。条件と結果の両方に接続法第II式を使います。
  • 未来の仮定にも使えます。明日の話でも、wäre や hätte を使えるので、形だけで過去の意味だと判断しないでください。
  • 願望は Wenn … doch …! や Wenn … nur …! でも表せます。この場合、結果を述べる主文はなくても構いません。

例文

  • Wenn ich mehr Zeit hätte, würde ich jeden Tag kochen. — もっと時間があれば、毎日料理するのに。
  • Wenn morgen das Wetter besser wäre, würden wir einen Ausflug machen. — 明日、天気がもっとよければ、出かけるのに。
  • Ohne Auto könnte ich nicht zur Arbeit fahren. — 車がなければ、通勤できません。
  • Wenn ich doch mehr Urlaub hätte! — もっと休暇があったらいいのに!

よくある間違い

❌ Wenn ich hätte mehr Zeit, würde ich jeden Tag kochen.

✅ Wenn ich mehr Zeit hätte, würde ich jeden Tag kochen.

wenn で始まる副文では、活用した動詞を文末に置きます。主文と同じ語順にして hätte を主語の直後に置かないようにします。

覚えておこう

wäre や hätte は、ここでは過去ではなく現在・未来の仮定を表します。würde と組み合わせる不定詞は文末に置きます。