間接話法:発言の伝え方と時制・指示語の変化
要点
間接話法は、発言をそのまま引用せず、内容を自分の言葉で伝える形です。引用符は使わず、誰の発言かに合わせて代名詞を変えます。said や told のような過去形で伝えると、発言内容の時制も通常は一段階過去にずれます。日本語の「〜と言いました」では同じ時制の変化が必ずしも起こらないため、英語では注意が必要です。
形
主語 + said (that) + 主語 + 動詞 / 主語 + told + 相手 + (that) + 主語 + 動詞。that は省略できます。
使い方
- 過去の発言を伝えるときは、現在形→過去形、現在進行形→過去進行形、現在完了形・過去形→過去完了形、will→would、can→could が基本です。過去完了形はそのままです。
- 代名詞は発言者と聞き手に合わせます。Anna の発言なら、I は she、my は her に変わります。
- 時間や場所の表現は、伝える時点や場所に合わせます。たとえば翌日に別の場所で伝えるなら、today は that day、tomorrow は the next day、here は there に変わります。同じ時点・場所なら、変える必要はありません。
- 今も成り立つ事実や状況なら、時制を変えずに伝えることもできます。普遍的な事実は現在形のまま伝えられます。
- say は相手を直接目的語にしません。相手を示すなら said to me、または told me を使います。
例文
- Anna said she was tired. — アンナは疲れていると言いました。
- Ben told me he couldn’t find his keys. — ベンは私に、鍵が見つからないと言いました。
- Yesterday, Maya said she would call me today. — 昨日、マヤは今日私に電話すると言いました。
- The teacher said that water freezes at 32 degrees Fahrenheit. — 先生は、水は華氏32度で凍ると言いました。
よくある間違い
❌ Anna said me that she was tired.
✅ Anna told me that she was tired.
say の直後に相手を置くことはできません。「私に言った」は told me、または said to me と表します。
覚えておこう
時制は伝える動詞と内容に合わせ、代名詞や時間・場所の表現は伝える場面に合わせます。すべての表現を機械的に変えるわけではありません。