スペインでの目的語代名詞:標準的な用法と認められる leísmo
要点
基本は、直接目的語に lo・la・los・las、間接目的語に le・les を使います。直接目的語に le・les を使う用法を leísmo と呼びます。スペインでは、男性一人を指す直接目的語の le は標準語でも認められています。例えば、男性についての Lo vi と Le vi はどちらも使えます。ただし、地域で聞く leísmo がすべて標準的とは限りません。
形
基本:直接目的語 → lo / la / los / las、間接目的語 → le / les。認められる leísmo:男性・単数の直接目的語 → lo または le。
使い方
- 女性の直接目的語には la・las、物には性と数に応じて lo・la・los・las を使うのが基本です。男性複数の直接目的語も los を使えば確実です。
- 人を表す目的語に a が付いていても、間接目的語とは限りません。Vi a Pablo の a Pablo は直接目的語なので、Lo vi と、認められる leísmo の Le vi が使えます。
- 間接目的語では相手の性別に関係なく le・les を使います。女性への間接目的語を la にする laísmo や、間接目的語を lo にする loísmo は、標準的な用法ではありません。
- 日本語の「に」だけを手掛かりに代名詞を選ばず、スペイン語の動詞がその目的語をどう扱うか確認します。例えば「パブロに会った」に当たる Vi a Pablo でも、Pablo は直接目的語です。
例文
- A Pablo lo vi ayer en el supermercado. — 昨日、スーパーでパブロを見かけました。
- A Pablo le vi ayer en el supermercado. — 昨日、スーパーでパブロを見かけました。
- A Marta la veo todos los días en la oficina. — 毎日、職場でマルタに会います。
- A Marta le di las llaves antes de salir. — 出かける前にマルタに鍵を渡しました。
よくある間違い
❌ A Marta la di las llaves.
✅ A Marta le di las llaves.
鍵を受け取る Marta は間接目的語です。女性を指していても le を使います。ここで la を使うのは laísmo で、標準的な用法ではありません。
覚えておこう
男性一人を直接目的語として指す le は認められます。まず目的語の役割を確認し、性別だけで代名詞を決めないようにしましょう。