命令文での代名詞の位置と形
要点
肯定の命令文では、目的語の代名詞を動詞の後ろに置き、ハイフンでつなぎます。me・te は通常 moi・toi に変わります。否定の命令文では、代名詞を動詞の前に戻し、me・te を使います。肯定か否定かによって、代名詞の位置と形が変わる点に注意しましょう。
形
肯定:動詞+ハイフン+代名詞(Donne-moi…)。否定:ne+代名詞+動詞+pas(Ne me donne pas…)。動詞が母音で始まる場合、ne は n’ になります。
使い方
- 肯定で直接目的語と間接目的語を組み合わせる場合、le・la・les を先に置きます。例えば「それを私に渡して」は Donne-le-moi. です。否定では通常の動詞前の順序に戻り、Ne me le donne pas. となります。
- 肯定でも、en の直前では moi・toi ではなく m’・t’ を使います。例えば Donnez-m’en. は「いくらか私にください」です。
- 肯定の tu の命令形で、語尾の -s を落とす動詞も、y・en が直後に付くと -s を加えます。例えば Va → Vas-y、Parle → Parles-en です。否定では Ne va pas…、N’en parle pas. の形になります。
例文
- Donne-le-moi, s’il te plaît. — それを私に渡してね。
- Ne me le donne pas maintenant. — 今はそれを私に渡さないで。
- Donnez-m’en un peu, s’il vous plaît. — それを少し私にください。
- Parles-en à Marie. — そのことをマリーに話してね。
よくある間違い
❌ Ne donne-le-moi pas.
✅ Ne me le donne pas.
肯定の Donne-le-moi. の形をそのまま否定文にはできません。否定では代名詞を動詞の前に置き、moi を me に戻します。この組み合わせでは me が le の前に来ます。
覚えておこう
肯定は動詞の後ろにハイフンで、否定は動詞の前に置きます。moi・toi も、否定や en の直前では形が変わります。