代名詞

複数の目的語代名詞の順序

B1重要フランス語

要点

目的語代名詞を二つ以上使うときは、言いたい内容の順ではなく、決まった順序で並べます。たとえば「それを彼に」は le lui、「それを君に」は te le です。日本語の語順に合わせず、代名詞の組み合わせとして覚えましょう。ここでは肯定命令文以外の語順を扱います。

形

me / te / se / nous / vous → le / la / les → lui / leur → y → en(必要な代名詞だけを、この順で並べます)

使い方

  • 通常は、代名詞をまとめて活用した動詞の直前に置きます。me・te・se は母音や無音の h の前で m’・t’・s’ になります。
  • 複合過去では、代名詞のまとまりを助動詞 avoir または être の前に置きます。
  • 不定詞の目的語なら、その不定詞の直前に置きます。Je vais lui en parler. の lui en は parler にかかっています。
  • 否定文でも代名詞同士の順序は変わりません。通常、ne は代名詞のまとまりの前、pas は活用した動詞や助動詞の後に置きます。

例文

  • Tu veux ce livre ? Je te le prête. — この本、読みたい? 貸してあげるよ。
  • Paul attend le document. Je le lui ai envoyé ce matin. — ポールはその書類を待っています。今朝、彼に送りました。
  • Marie connaît ce problème. Je vais lui en parler. — マリーはこの問題を知っています。これから彼女にそのことを話します。
  • Il a les photos, mais il ne nous les montre pas. — 彼はその写真を持っていますが、私たちに見せてくれません。

よくある間違い

❌ Je lui le donne.

✅ Je le lui donne.

lui と le の順序を逆にした誤りです。le・la・les は lui・leur より前に置くので、「それを彼に渡します」は le lui donne となります。

覚えておこう

te le と le lui では順序が違います。五つのグループの順序を基準に、必要な代名詞だけを並べましょう。