複数の目的語代名詞の順序
要点
目的語代名詞を二つ以上使うときは、言いたい内容の順ではなく、決まった順序で並べます。たとえば「それを彼に」は le lui、「それを君に」は te le です。日本語の語順に合わせず、代名詞の組み合わせとして覚えましょう。ここでは肯定命令文以外の語順を扱います。
形
me / te / se / nous / vous → le / la / les → lui / leur → y → en(必要な代名詞だけを、この順で並べます)
使い方
- 通常は、代名詞をまとめて活用した動詞の直前に置きます。me・te・se は母音や無音の h の前で m’・t’・s’ になります。
- 複合過去では、代名詞のまとまりを助動詞 avoir または être の前に置きます。
- 不定詞の目的語なら、その不定詞の直前に置きます。Je vais lui en parler. の lui en は parler にかかっています。
- 否定文でも代名詞同士の順序は変わりません。通常、ne は代名詞のまとまりの前、pas は活用した動詞や助動詞の後に置きます。
例文
- Tu veux ce livre ? Je te le prête. — この本、読みたい? 貸してあげるよ。
- Paul attend le document. Je le lui ai envoyé ce matin. — ポールはその書類を待っています。今朝、彼に送りました。
- Marie connaît ce problème. Je vais lui en parler. — マリーはこの問題を知っています。これから彼女にそのことを話します。
- Il a les photos, mais il ne nous les montre pas. — 彼はその写真を持っていますが、私たちに見せてくれません。
よくある間違い
❌ Je lui le donne.
✅ Je le lui donne.
lui と le の順序を逆にした誤りです。le・la・les は lui・leur より前に置くので、「それを彼に渡します」は le lui donne となります。
覚えておこう
te le と le lui では順序が違います。五つのグループの順序を基準に、必要な代名詞だけを並べましょう。