疑問文と否定文

限定の ne…que と否定の ni…ni

B1重要フランス語

要点

ne…que は「~だけ」という限定を表し、文全体を否定する表現ではありません。que の直後に、限定したい語句を置きます。ne…ni…ni は「~も~もない」という意味で、二つ以上の要素をまとめて否定します。日本語の「だけ」と「も~も~ない」を区別すると、意味を捉えやすくなります。

形

限定:主語 + ne(母音・無音の h の前では n’)+ 動詞 + que + 限定する語句。否定の並列:主語 + ne / n’ + 動詞 + ni + 要素A + ni + 要素B。

使い方

  • ne…que は、数量・時間・対象などを限定するときに使います。que を置く位置によって、何を「だけ」と言うかが変わります。
  • 複合過去では ne を助動詞の前に置き、que は限定する語句の直前に置きます。
  • ni…ni では、名詞や不定詞など、同じ働きをする要素を並べます。この基本形では pas を加えません。
  • ni の後で一般的な飲食物などを否定するときは、部分冠詞を使わず ni café ni thé のように言います。定冠詞は残るので、好みを述べる場合は ni le café ni le thé になります。

例文

  • Je n’ai que dix euros. — 10ユーロしか持っていません。
  • Je n’ai travaillé que le samedi. — 土曜日だけ働きました。
  • Je ne bois ni café ni thé. — コーヒーも紅茶も飲みません。
  • Il ne veut ni sortir ni rester chez lui. — 彼は出かけたくもないし、家にいたくもありません。

よくある間違い

❌ Je ne que travaille le samedi.

✅ Je ne travaille que le samedi.

「土曜日だけ」と限定する場合、que は動詞の前ではなく、le samedi の直前に置きます。ne と que を一続きの表現として動詞の前に置かないようにしましょう。

覚えておこう

ne…que は「だけ」、ne…ni…ni は「どちらも~ない」です。que の直後が限定の対象になります。