条件を表す文:wenn・falls と接続詞のない条件節
要点
条件節は「〜なら」という条件を示します。wenn は広く使える表現で、falls は「もし〜という場合には」と、起こるかどうか未確定の事態を想定するときによく使います。どちらも従属節を導き、定動詞は節の最後に置きます。接続詞を使わず、定動詞を先頭に置いて条件を表すこともできます。日本語の「〜なら」と違い、ドイツ語では接続詞の有無に応じて語順を変える必要があります。
形
wenn / falls + 主語 + … + 定動詞, + 主節の定動詞 + 主語 + …。接続詞なし:定動詞 + 主語 + …, + 主節の定動詞 + 主語 + …。主節を先に置く場合:主節, wenn / falls + 主語 + … + 定動詞。
使い方
- 実際に起こり得る条件や、繰り返し成り立つ条件には wenn を使えます。ここでは、時を表す用法ではなく条件を表す用法を扱います。
- falls は、予定の変更や問題の発生など、起こるかもしれない場合への対応を伝えるときに便利です。
- 条件節を先に置くと、その節全体が主節の第1位置を占めるため、直後に主節の定動詞が来ます。条件節と主節はコンマで区切ります。
- 接続詞のない条件節は、後ろの主節と合わせて条件文になります。疑問文と同じく定動詞で始まりますが、質問をしているわけではありません。
- 前置した条件節の後には dann を入れることもできます。その場合は「条件節, dann + 定動詞 + 主語 + …」の語順になります。
例文
- Wenn es regnet, bleiben wir zu Hause. — 雨が降ったら、家にいます。
- Falls du später kommst, schick mir bitte eine Nachricht. — もし来るのが遅くなるなら、メッセージを送ってください。
- Hast du Fragen, kannst du mich jederzeit anrufen. — 質問があれば、いつでも電話してくれてかまいません。
- Ich helfe dir, wenn du Hilfe brauchst. — 手助けが必要なら、手伝います。
よくある間違い
❌ Wenn es regnet, wir bleiben zu Hause.
✅ Wenn es regnet, bleiben wir zu Hause.
条件節の後で、主節を通常の「主語+定動詞」の順に始めてしまう誤りです。前置した条件節が主節の第1位置を占めるため、定動詞 bleiben を直後に置き、その後に主語 wir を置きます。
覚えておこう
wenn・falls の節では定動詞が最後に来ます。接続詞のない条件節では定動詞が先頭に来ます。