現在分詞・過去分詞を使った名詞の修飾
要点
現在分詞(Partizip I)と過去分詞(Partizip II)は、形容詞のように名詞の前で使えます。現在分詞は、その名詞が行っている動作を表します。過去分詞は、他動詞では主に動作を受けたことやその結果を表します。また、状態変化を表す一部の自動詞では、変化後の状態を表します。現在分詞・過去分詞という名称だけで、文全体の現在・過去が決まるわけではありません。
形
現在分詞:不定詞+d+形容詞の語尾(warten → wartend → die wartenden Gäste)。過去分詞:過去分詞+形容詞の語尾(repariert → die reparierte Heizung)。場所・時・目的語などの補足は分詞の前に置き、全体を名詞の前にまとめます。
使い方
- 現在分詞は能動的な意味です。die vor dem Restaurant wartenden Gäste は、レストランの前で待っている客を指します。
- 過去分詞では、修理された物や閉められた物などを表せます。ein reparierendes Gerät は修理を行う機器、ein repariertes Gerät は修理された機器という違いがあります。
- 状態変化を表す fallen などでは、過去分詞は受け身ではありません。die gefallenen Blätter は落ちた葉を指します。
- 日本語の「昨日修理した暖房」のような修飾に対応しますが、ドイツ語では名詞の性・数・格と冠詞に合わせて分詞にも形容詞の語尾を付けます。補足が長いときは関係文にすると読みやすくなります。
例文
- Die vor dem Restaurant wartenden Gäste frieren. — レストランの前で待っている客たちは寒がっています。
- Die gestern reparierte Heizung funktioniert wieder. — 昨日修理した暖房がまた使えるようになりました。
- Bitte schicken Sie mir die von Ihnen unterschriebenen Unterlagen zurück. — ご署名いただいた書類を返送してください。
- Wir sammeln die vom Baum gefallenen Blätter auf. — 木から落ちた葉を拾い集めます。
よくある間違い
❌ Die gestern repariert Heizung funktioniert wieder.
✅ Die gestern reparierte Heizung funktioniert wieder.
日本語では修飾語を名詞の性や格に合わせて変化させませんが、ドイツ語で名詞の前に置く分詞には形容詞の語尾が必要です。ここでは定冠詞 die に続く女性・単数・主格なので、repariert に -e を付けます。
覚えておこう
名詞が動作を行うのか、動作を受けたのか、変化後の状態にあるのかを確認します。名詞の前の分詞には、形容詞と同じ語尾を付けます。