形容詞と副詞

冠詞のない名詞の前の形容詞変化

B1重要ドイツ語

要点

冠詞がなくても、名詞の前に置く形容詞には語尾が必要です。冠詞の代わりに、形容詞の語尾が名詞の性・数・格を示します。これを強変化といいます。飲み物や材料などの数えない名詞や、不特定の複数名詞でよく使います。日本語では形容詞が名詞の性や格に合わせて変わることはありませんが、ドイツ語では文中の役割や前置詞に応じて語尾を選びます。

形

形容詞の語幹+語尾+名詞。以下の語尾は主格/対格/与格/属格の順です。男性:-er/-en/-em/-en、女性:-e/-e/-er/-er、中性:-es/-es/-em/-en、複数:-e/-e/-en/-er。

使い方

  • 主語には主格、直接目的語には対格を使います。例えば、男性名詞 Kaffee は対格で frischen Kaffee になります。
  • 前置詞が要求する格も確認します。mit は与格なので、女性名詞 Milch は mit frischer Milch になります。
  • 複数の与格では形容詞が -en となり、名詞にも通常 -n が付きます。ただし、すでに -n で終わる名詞や、複数形が -s で終わる名詞には追加しません。
  • 男性・中性の属格では、形容詞の語尾は -en です。強変化でも、この二つの形は -er や -es にはなりません。

例文

  • Ich trinke frischen Kaffee. — 淹れたてのコーヒーを飲みます。
  • Ich trinke meinen Kaffee mit kalter Milch. — コーヒーに冷たい牛乳を入れて飲みます。
  • Kaltes Wasser steht im Kühlschrank. — 冷蔵庫に冷たい水が入っています。
  • Wir kochen mit frischen Zutaten. — 私たちは新鮮な食材を使って料理します。

よくある間違い

❌ Ich trinke frisch Kaffee.

✅ Ich trinke frischen Kaffee.

名詞の前では形容詞を語幹のまま使えません。Kaffee は男性名詞で、この文では対格の目的語なので、冠詞がなくても -en を付けます。

覚えておこう

冠詞がないときも、形容詞の語尾は省きません。まず名詞の性・数と文中の格を確認します。