場所・出発点・行き先:in・an・auf・nach・zu など
要点
日本語の「に・へ・で・から」だけでは、ドイツ語の前置詞は決まりません。場所の種類と、そこにいるのか、向かうのか、そこから来るのかに注目します。例えば zum Bahnhof は駅へ向かうこと、in den Bahnhof は駅の建物の中へ入ることを表します。よく使う場所は前置詞と組み合わせて覚えましょう。
形
行き先:nach Berlin / in die Schweiz / zum Arzt / in den Supermarkt / an den See / auf den Markt。場所:in Berlin / beim Arzt / im Supermarkt / am See / auf dem Markt。出発点:aus Berlin / aus dem Supermarkt / vom Arzt。
使い方
- 都市名や冠詞のない国名への移動には nach を使います。冠詞のある国名には in を使い、nach Deutschland に対して in die Schweiz となります。
- 人や用事のある場所へ向かうときは zu がよく使われます。zum Arzt は受診に行くこと、beim Arzt は診察先にいること、vom Arzt はそこから戻ることを表します。
- 建物などの中には in、水辺には an、市場などには auf をよく使います。どれも日本語の「に」に対応し得るので、名詞との組み合わせが大切です。
- 出発点は、内部からなら aus、訪問先やある地点からなら von が基本です。aus dem Supermarkt はスーパーの中から、von der Haltestelle は停留所からという意味です。
- 家は決まった表現で覚えます。nach Hause は「家へ」、zu Hause は「家で・家に」、von zu Hause は「家から」です。
例文
- Morgen fahren wir nach Berlin. — 明日、私たちはベルリンへ行きます。
- Ich muss heute zum Arzt. — 今日は病院に行かないといけません。
- Ich gehe kurz in den Supermarkt. — ちょっとスーパーに入ってきます。
- Am Wochenende fahren wir an den See. — 週末は湖のほとりへ出かけます。
よくある間違い
❌ Ich fahre nach die Schweiz.
✅ Ich fahre in die Schweiz.
国名ならすべて nach を使うわけではありません。die Schweiz のように冠詞を伴う国名への移動には in を使います。
覚えておこう
「どこへ」だけでなく、場所の種類も確認しましょう。前置詞は in den Supermarkt のように冠詞ごと覚えると使いやすくなります。