二格支配の前置詞:位置と移動先
要点
an・auf・hinter・in・neben・über・unter・vor・zwischen は、場所を表すときに与格(3格)と対格(4格)を使い分ける二格支配の前置詞です。どこにあるか、どこで行動するかを表すなら与格、どこへ移るか、何をどこへ置くかを表すなら対格にします。動きのある動詞でも、行動する場所を示すだけなら与格です。
形
位置・行動する場所(wo?):前置詞+与格 / 移動先(wohin?):前置詞+対格。男性単数の定冠詞なら dem(与格)/den(対格)、中性単数なら dem/das、女性単数なら der/die です。
使い方
- liegen(置かれている)や stehen(立っている)などで位置を表すときは、前置詞の後に与格を使います。
- legen(横にして置く)や stellen(立てて置く)などで置き場所への移動を表すときは、対格を使います。
- 同じ gehen でも、in dem Park(公園の中で)なら与格、in den Park(公園へ)なら対格です。日本語の「に」だけで格を決めず、位置か移動先かを確認します。
例文
- Das Buch liegt auf dem Tisch. — 本はテーブルの上にあります。
- Ich lege das Buch auf den Tisch. — 本をテーブルの上に置きます。
- Ich gehe im Park spazieren. — 公園で散歩します。
- Ich gehe in den Park. — 公園へ行きます。
よくある間違い
❌ Das Buch liegt auf den Tisch.
✅ Das Buch liegt auf dem Tisch.
本の位置を述べているので、auf の後は与格の dem Tisch にします。日本語では「上にあります」「上に置きます」のどちらにも「に」を使えますが、ドイツ語では位置と移動先で格が変わります。
覚えておこう
この9つの前置詞で場所を表すときは、位置なら与格、移動先なら対格です。動作に動きがあるかどうかだけでは決められません。