動詞の構文と態

受動態と非人称の se:行為者を示さない表現

B1重要スペイン語(スペイン)

要点

誰が行うかより、行為やその対象を伝えたいときに使います。ser +過去分詞の受動態では、行為を受けるものが主語になり、必要なら por で行為者を示せます。日常の案内や広告では se を使う受動表現もよく使います。一方、非人称の se は特定の主語を立てず、『一般に人は〜する』『ここでは〜する』と述べます。日本語では主語を省くだけでも自然ですが、スペイン語ではこの構文を使い分け、動詞の単数・複数にも注意します。

形

受動態:主語+ ser(時制に応じて活用)+主語の性・数に一致する過去分詞(+ por +行為者)。se の受動表現:se +他動詞の三人称単数・複数+主語。非人称:se +動詞の三人称単数。

使い方

  • se の受動表現では、売られる物などが主語です。単数なら Se vende un piso、複数なら Se venden pisos のように動詞を一致させます。
  • vivir などの自動詞を使う非人称表現では、主語を置かず動詞を単数にします。Se vive bien aquí は、ここでは暮らしやすいという一般的な評価です。
  • 人を表す目的語に a が付く場合も非人称です。Se atiende a los clientes では los clientes は主語ではないため、動詞は単数です。
  • ser の受動態は、通知や報告などで行為を受ける側に焦点を当てるときに使います。過去分詞も主語に一致させます。

例文

  • Se venden pisos en este barrio. — この地区でマンションの住戸が売りに出ています。
  • Se vive bien aquí. — ここは暮らしやすいです。
  • Se atiende a los clientes por orden de llegada. — お客様には来店順に対応します。
  • La carta fue enviada ayer. — 手紙は昨日発送されました。

よくある間違い

❌ Se vende pisos en este barrio.

✅ Se venden pisos en este barrio.

日本語では名詞の数によって動詞は変わりませんが、この se の受動表現では pisos が複数の主語なので、動詞も複数形の venden にします。

覚えておこう

se の受動表現は主語に動詞を一致させ、非人称の se は動詞を三人称単数にします。ser の受動態では過去分詞の性・数も主語に合わせます。