非人称構文:天気・時刻・il faut
要点
天気や時刻、必要なことを述べるとき、フランス語では非人称の主語 il を使います。この il は「彼」を指しません。日本語では「雨が降っています」「3時です」のように言えますが、フランス語では il を省略せず、表現に合った動詞を使います。
形
天気:il fait + 形容詞(chaud、froid など)/il pleut(雨が降る)/il neige(雪が降る)。時刻:il est + 数字 + heure(s)(1時は une heure、正午は midi、午前0時は minuit)。必要性:il faut + 動詞の不定詞。
使い方
- 気温や天候は Il fait chaud.(暑いです)、Il fait beau.(いい天気です)のように表します。雨や雪には pleuvoir、neiger を使います。
- 現在の時刻を伝えるときは il est を使います。数字に合わせて heure を単数形または複数形にします。
- il faut + 不定詞で「〜する必要があります」と、必要な行動や義務を表します。この形だけでは、誰がその行動をするかは指定しません。
- il ne faut pas + 不定詞は「〜してはいけません」です。「〜する必要はありません」という意味にはなりません。
例文
- Il fait froid ce matin. — 今朝は寒いです。
- Il pleut aujourd’hui. — 今日は雨が降っています。
- Il est trois heures. — 3時です。
- Il faut acheter les billets à l’avance. — チケットは事前に買う必要があります。
よくある間違い
❌ Pleut aujourd’hui.
✅ Il pleut aujourd’hui.
日本語の「今日は雨が降っています」につられて、フランス語の主語を省略しないようにしましょう。天気を表す pleut にも、非人称の主語 il が必要です。
覚えておこう
非人称の il は人を指さなくても必要です。天気は il fait・il pleut・il neige、時刻は il est、必要性は il faut と覚えましょう。