動詞と時制・法

複合過去と半過去の使い分け

A2必須フランス語

要点

過去の話では、複合過去(passé composé)は一つのまとまった出来事を、半過去(imparfait)はその背景や当時続いていた動作、習慣を表します。同じ動詞でも、出来事として伝えるか、その時の様子として描くかで時制が変わります。日本語の「〜した」「〜していた」だけで機械的に選ばず、話の中での役割を考えます。

形

背景・進行中の動作:半過去 + その中で起きた出来事:複合過去。例:Je marchais quand il a commencé à pleuvoir.(歩いていたら、雨が降り始めました。)

使い方

  • 天気、気持ち、周囲の様子など、出来事の背景には半過去を使います。
  • 途中まで続いていた動作の中で別の出来事が起きた場合、続いていた動作は半過去、新しく起きた出来事は複合過去にします。
  • 出来事を順に述べて話を進めるときは、複合過去を使います。
  • 当時の習慣は半過去、特定の機会にしたことは複合過去で表します。「長い動作なら半過去」とは限りません。

例文

  • Il faisait froid, alors j’ai fermé la fenêtre. — 寒かったので、窓を閉めました。
  • Je préparais le dîner quand Paul est arrivé. — 夕食の準備をしていたら、ポールが来ました。
  • Avant, je prenais le bus. Hier, j’ai pris le métro. — 以前はバスを利用していました。昨日は地下鉄に乗りました。
  • J’ai travaillé toute la journée, puis je suis rentré chez moi. — 一日中働いてから、家に帰りました。

よくある間違い

❌ Je regardais la télévision quand le téléphone a sonnait.

✅ Je regardais la télévision quand le téléphone a sonné.

テレビを見ていた動作は半過去、途中で電話が鳴った出来事は複合過去にします。複合過去では助動詞の後に過去分詞 sonné を置きます。半過去の形 sonnait は置けません。

覚えておこう

背景や習慣は半過去、まとまった出来事は複合過去が基本です。動作の長さだけでは決まりません。