冠詞を付けない場合:職業・物質・不特定の複数
要点
スペイン語では、名詞にいつも冠詞を付けるわけではありません。ser で職業を述べるときや、目的語として物質・食品、特定しない複数のものを表すときは、冠詞を付けないのが自然です。ただし、日本語に冠詞がないからといって、スペイン語でも自由に省略できるわけではありません。何を指すかによって使い分けます。
形
ser + 職業名(冠詞なし)/動詞 + 物質・食品を表す名詞、または不特定の複数名詞(冠詞なし)
使い方
- 職業を単に述べるときは Soy profesora. のように言います。特定の担当者を示す Soy la profesora. とは意味が違います。
- 飲む・買う・必要とするものを種類として述べるときは、leche や pan などに冠詞を付けません。特定のものなら、たとえば la leche de la nevera(冷蔵庫にある牛乳)のように冠詞を付けます。
- 不特定の複数のものを目的語にするときは、Compramos tomates. のように言えます。複数だから必ず unos・unas が必要、というわけではありません。
- 種類全体を主語にして一般的な性質を述べるときは、通常、定冠詞が必要です。La leche contiene calcio.(牛乳にはカルシウムが含まれています)の la は省きません。
例文
- Soy profesora de español. — スペイン語の教師をしています。
- Bebo leche todos los días. — 毎日牛乳を飲みます。
- Compramos tomates para la ensalada. — サラダ用にトマトを買います。
- La leche de la nevera está fría. — 冷蔵庫にある牛乳は冷えています。
よくある間違い
❌ Leche contiene calcio.
✅ La leche contiene calcio.
日本語では「牛乳にはカルシウムが含まれています」と言いますが、スペイン語で牛乳全体の性質を主語として述べるときは la が必要です。Bebo leche. の目的語で冠詞を省く形を、そのまま主語に当てはめないようにします。
覚えておこう
職業や、目的語としての物質・不特定の複数は、冠詞なしで表せます。特定のものや、主語として種類全体を指す場合は、定冠詞を使います。