名詞と冠詞

定冠詞と不定冠詞の基本

A1必須スペイン語(スペイン)

要点

スペイン語の冠詞は名詞の前に置きます。定冠詞は、すでに話に出たものや、状況から相手にもどれか分かるものを表します。不定冠詞は、まだ特定していないものを初めて話題にするときなどに使います。日本語には冠詞がないので、訳に「その」「ある」がなくても、スペイン語では冠詞が必要な場合があります。冠詞の形は名詞の性と数に合わせます。

形

冠詞+名詞。定冠詞:男性単数 el、女性単数 la、男性複数 los、女性複数 las。不定冠詞:男性単数 un、女性単数 una、男性複数 unos、女性複数 unas。例:el libro / un libro、las tiendas / unas tiendas。

使い方

  • 初めて紹介する、相手がまだ特定できないものには不定冠詞を使います。un・una は、この用法では必ずしも数の「一」を強調しません。
  • 一度紹介したものを続けて話すときや、お互いに分かっているものを指すときには定冠詞を使います。初めて口にする名詞でも、どれか分かれば定冠詞を使えます。
  • unos・unas は、不特定の複数の人や物を「何人か」「いくつか」として示すときに使います。
  • 種類全体について話すときにも定冠詞を使います。例えば、果物などの好みを一般的に述べる場合です。

例文

  • Tengo un libro. El libro es interesante. — 本を一冊持っています。その本は面白いです。
  • Cierra la puerta, por favor. — ドアを閉めてください。
  • Hoy vienen unos amigos a casa. — 今日は友達が何人か家に来ます。
  • Me gustan las manzanas. — りんごが好きです。

よくある間違い

❌ Tengo libro en la mochila.

✅ Tengo un libro en la mochila.

日本語では「リュックに本が入っています」と言えますが、このスペイン語の文では、数えられる単数名詞 libro をそのまま置けません。まだ特定していない本を紹介するので、不定冠詞 un を付けます。

覚えておこう

相手にもどれか分かるものには定冠詞、まだ特定していないものの紹介には不定冠詞が基本です。日本語訳だけで冠詞の有無を判断せず、話の状況を考えます。