否定命令:禁止と注意
要点
「〜しないで」「〜しないでください」と禁止や注意を伝えるときは、no の後に接続法現在の形を置きます。肯定命令に no を足すだけではありません。日本語の「〜ないで」は相手の人数で形が変わりませんが、スペイン語では相手が tú・vosotros・usted・ustedes のどれかによって動詞の形が変わります。
形
no + 接続法現在。規則動詞の語尾は、tú/vosotros/usted/ustedes の順に、-ar 動詞では -es/-éis/-e/-en、-er・-ir 動詞では -as/-áis/-a/-an です。例:no hables/no habléis/no hable/no hablen。ir の no vayas、hacer の no hagas など、不規則な形もあります。
使い方
- 禁止だけでなく、危険を避けるための注意や「心配しないで」のような声かけにも使います。
- スペインでは、親しい相手一人には tú、複数には vosotros の形を使います。丁寧に話す相手には usted・ustedes の形を使います。
- 目的語代名詞や再帰代名詞は no と動詞の間に置きます。例えば「それに触らないで」は No lo toques.、「心配しないで」は No te preocupes. です。
- 丁寧にお願いする場合は por favor を添えられます。ただし、口調や場面によっては強い禁止として聞こえることもあります。
例文
- No te preocupes por mí. — 私のことは心配しないで。
- No habléis tan alto, por favor. — 皆さん、そんなに大きな声で話さないでください。
- No toque ese cable, por favor. — そのケーブルに触らないでください。
- No dejen sus bolsas aquí, por favor. — 皆さん、ここに袋を置かないでください。
よくある間違い
❌ No habla tan alto.
✅ No hables tan alto.
親しい相手一人に「そんなに大きな声で話さないで」と言う場合、肯定命令の habla に no を付けるだけではいけません。否定命令では接続法現在の hables を使います。No habla tan alto. は「その人はそんなに大きな声で話しません」という説明なら正しい文ですが、ここでの命令にはなりません。
覚えておこう
否定命令は no + 接続法現在です。代名詞は動詞の前に置きます。