接続法現在の活用と直説法との基本的な違い
要点
直説法は、話し手が事実として述べる内容に使います。接続法は、願い・評価・疑いなどの対象となる内容に使います。単に「現実か、非現実か」で決まるわけではなく、事実でも接続法になることがあります。日本語では主に文末表現などで示す違いを、スペイン語では動詞の活用でも表します。接続法現在は、現在のことにも、これからのことにも使えます。
形
人称の順は yo/tú/él・ella・usted/nosotros/vosotros/ellos・ellas・ustedes です。基本は直説法現在の yo 形から -o を取り、-ar 動詞には -e, -es, -e, -emos, -éis, -en、-er・-ir 動詞には -a, -as, -a, -amos, -áis, -an を付けます。hablar → hable, hables, hable, hablemos, habléis, hablen。comer → coma, comas, coma, comamos, comáis, coman。vivir → viva, vivas, viva, vivamos, viváis, vivan。tengo → tenga のように不規則な語幹も引き継ぎます。主な不規則形の yo 形は sea, vaya, haya, esté, dé, sepa です。語幹母音の変化にも注意します。pensar は piense/pensemos、pedir は pida/pidamos、dormir は duerma/durmamos となります。
使い方
- que があるだけでは接続法になりません。Creo que… のように内容を事実として述べる場合は、通常、直説法を使います。
- No creo que… や Espero que… では、後ろの動詞を接続法にします。細かな使い分けより、まず代表的な表現と活用を結び付けて覚えます。
- 接続法でも主語に合わせた人称変化が必要です。スペインで親しい複数の相手に話すときは、vosotros の形も使います。
例文
- Creo que Marta tiene tiempo hoy. — マルタは今日、時間があると思います。
- No creo que Marta tenga tiempo hoy. — マルタは今日、時間があるとは思いません。
- Espero que lleguéis pronto. — みんなが早く着くといいなと思っています。
- Me alegra que estés aquí. — ここにいてくれてうれしいです。
よくある間違い
❌ Espero que tenéis tiempo mañana.
✅ Espero que tengáis tiempo mañana.
「明日、みんなに時間があるといいな」という願いなので、Espero que の後は直説法 tenéis ではなく接続法 tengáis にします。tener は tengo を基に teng- という語幹を使います。
覚えておこう
接続法を「自信がないときの形」とだけ覚えないようにしましょう。前の表現と、話し手が内容をどう位置付けているかを確認します。