接続法過去の活用と基本的な用法
要点
接続法過去(imperfecto de subjuntivo)は、過去の願望・依頼などの内容や、現在・未来について実現を遠く感じる仮定・願望を表します。名前に「過去」があっても、必ず過去の出来事を指すわけではありません。日本語の「〜してほしかった」「もし〜なら」などに当たりますが、スペイン語では動詞の形で接続法を示します。
形
直説法点過去の三人称複数形から -ron を取り、-ra, -ras, -ra, -ramos, -rais, -ran、または -se, -ses, -se, -semos, -seis, -sen を付けます。人称順は yo, tú, él/ella/usted, nosotros, vosotros, ellos/ellas/ustedes です。hablar → hablaron → hablara / hablase。nosotros 形にはアクセント記号が必要です:habláramos / hablásemos。不規則な語幹も引き継ぎます:tener → tuvieron → tuviera / tuviese、ser・ir → fueron → fuera / fuese。
使い方
- 過去の願望や働きかけなどを表す主節に続けて、その時点で望んでいた行動などを述べます。
- 現在・未来の実現性が低い条件では、si 節に接続法過去を使い、結果には通常、過去未来形を使います。
- ojalá とともに、現在の状況とは違うことや、実現が難しいことへの願いを表します。
- ここで扱う用法では -ra 形と -se 形のどちらも使えます。まず一方を確実に使えるようにし、もう一方も理解できるようにしましょう。
例文
- Quería que llegarais antes de las ocho. — 皆さんには8時前に来てほしかったんです。
- Me pidió que le ayudase con la mudanza. — 引っ越しを手伝ってほしいと頼まれました。
- Si tuviera más tiempo libre, haría más deporte. — もっと自由な時間があれば、もっと運動するのですが。
- Ojalá no hiciese tanto frío. — こんなに寒くなければいいのに。
よくある間違い
❌ Si tendría más tiempo libre, haría más deporte.
✅ Si tuviera más tiempo libre, haría más deporte.
このような仮定の si 節には、過去未来形 tendría ではなく接続法過去 tuviera を使います。結果を述べる部分の haría は過去未来形で正しい形です。
覚えておこう
活用は不定詞からではなく、直説法点過去の三人称複数形から作ります。接続法過去は、現在の非現実的な仮定にも使えます。