名詞と冠詞

定冠詞と不定冠詞の使い分け

A1必須フランス語

要点

フランス語では、名詞の前の冠詞で、どの人や物を指すかを示します。不定冠詞は、相手がまだ特定できない人や物を紹介するときに使います。定冠詞は、すでに話に出たものや、その場の状況から相手にも分かるものに使います。日本語には同じ仕組みの冠詞がないため、訳に「ある」「その」がなくても、フランス語では冠詞が必要なことがあります。

形

基本形:不定冠詞は un +男性単数名詞、une +女性単数名詞、des +複数名詞です。定冠詞は le +男性単数名詞、la +女性単数名詞、les +複数名詞です。名詞の性と数に合わせて選びます。

使い方

  • 初めて紹介する、特定されていない一人・一つには un / une、複数には des を使います。des は必ずしも「いくつかの」と訳す必要はありません。
  • 相手がどれか分かる人や物には le / la / les を使います。初めて話すものでも、状況から特定できれば定冠詞を使えます。
  • 種類全体について話すときにも定冠詞を使います。例えば、猫全般が好きなら J’aime les chats. と言います。

例文

  • Je vois un chien. — 犬が一匹見えます。
  • Le chien est petit. — その犬は小さいです。
  • J’achète des livres. — 本を何冊か買います。
  • J’aime les chats. — 猫が好きです。

よくある間違い

❌ J’ai livre.

✅ J’ai un livre.

日本語の「本を持っています」には冠詞がありませんが、フランス語ではこの文の livre に冠詞が必要です。まだ特定されていない一冊の本なので un を付けます。

覚えておこう

相手がどれか分かるかどうかを考えて、冠詞を選びます。種類全体を表す定冠詞の用法も覚えましょう。