部分冠詞:数えないものと不特定の量
要点
部分冠詞は、水やパンなど、個数で数えずに扱うものについて、量を特定せずに述べるときに使います。du pain は「パンをいくらか」という意味ですが、日本語では普通に「パン」と訳せます。日本語には冠詞がないため省きたくなりますが、フランス語ではこの意味の名詞に部分冠詞を付けます。形は名詞の性や数、語頭の音に合わせます。
形
男性単数:du +名詞/女性単数:de la +名詞/母音または無音の h で始まる単数名詞:de l’ +名詞。複数形で表す食べ物などには des を使います(des épinards:ほうれん草)。
使い方
- 食べたり飲んだりするものの量を特定しないときに使います。例えば du pain は、パンを一個と数える表現ではありません。
- 注文や買い物でも、量を指定せずに欲しいものを伝えるときに使えます。
- 通常の否定文で「そのものを食べない・飲まない」と言うときは、部分冠詞が de に変わります。母音の前では d’ です。例えば Je ne bois pas de lait. は「牛乳は飲みません」です。
例文
- Je mange du pain. — パンを食べます。
- Tu veux de la soupe ? — スープは欲しい?
- Je voudrais de l’eau, s’il vous plaît. — お水をお願いします。
- Nous mangeons des épinards. — 私たちはほうれん草を食べます。
よくある間違い
❌ Je bois lait.
✅ Je bois du lait.
日本語では「牛乳を飲みます」と言えますが、このフランス語の文では lait の前に冠詞が必要です。量を特定せずに牛乳を飲むという意味なので、男性名詞 lait に du を付けます。
覚えておこう
量を特定しない食べ物や飲み物には、部分冠詞を添えます。日本語訳に「いくらか」がなくても、フランス語では冠詞が必要です。