命令法:依頼・助言・指示
要点
命令法(impératif)は、相手への依頼・助言・指示や、「一緒に〜しましょう」という誘いに使います。主語の tu・nous・vous は書きません。親しい相手一人には tu に対応する形、丁寧に話す相手や複数の相手には vous に対応する形を使います。命令法だけでは強く聞こえることもあるので、依頼には s’il te plaît/s’il vous plaît を添えると丁寧になります。
形
基本は直説法現在の tu・nous・vous の形から主語を除きます:prendre → prends・prenons・prenez。-er 動詞の tu の形は通常、語末の s を除きます:parler → parle・parlons・parlez。aller は va・allons・allez です。être は不規則で sois・soyons・soyez になります。否定は ne + 動詞 + pas で、母音の前では ne が n’ になります。
使い方
- 依頼:相手との関係に合わせて tu 型か vous 型を選び、必要に応じて「お願いします」を添えます。
- 助言・指示:してほしい行動を動詞から直接伝えます。
- 誘い:nous 型で、話し手も含めた「〜しましょう」を表します。
- 禁止・注意:否定形で「〜しないでください」と伝えます。
例文
- Fermez la porte, s’il vous plaît. — ドアを閉めてください。
- Prends ton manteau, il fait froid. — 寒いから、コートを持っていってね。
- Allons à la gare. — 駅に行きましょう。
- Ne traverse pas ici. — ここでは道路を渡らないでね。
よくある間違い
❌ Parles plus lentement, s’il te plaît.
✅ Parle plus lentement, s’il te plaît.
直説法現在の tu parles をそのまま使うのは誤りです。-er 動詞の命令法では、tu に対応する形の語末の s を通常は除きます。
覚えておこう
主語を省き、相手に合った形を選びます。nous 型は「一緒に〜しましょう」です。