名詞・冠詞・格

主格と対格:主語と直接目的語

A1必須ドイツ語

要点

主格(Nominativ)は文の主語に、対格(Akkusativ)は動詞の直接目的語に使います。日本語では「が」「を」などの助詞で関係を示しますが、ドイツ語では冠詞などの形が手がかりになります。まず「誰が・何が」と「誰を・何を」を区別しましょう。

形

主格 → 対格:男性 der → den、ein → einen/女性 die → die、eine → eine/中性 das → das、ein → ein/複数 die → die。

使い方

  • 主語は主格です。Der Mann kauft einen Apfel. では、買う人を表す der Mann が主語です。
  • kaufen(買う)、sehen(見る)、suchen(探す)などでは、対象を対格で表します。上の文では、買う物を表す einen Apfel が直接目的語です。
  • 男性名詞の単数では冠詞の変化がはっきり見えます。女性・中性・複数では、主格と対格の冠詞が同じ形でも、文中の役割は異なります。
  • 名詞の格は文中の役割で判断します。「文頭にあるから主格」とは限りません。

例文

  • Der Mann kauft einen Apfel. — その男性はリンゴを一つ買います。
  • Ich suche den Schlüssel. — 鍵を探しています。
  • Die Frau liest ein Buch. — その女性は本を読んでいます。

よくある間違い

❌ Ich sehe der Mann.

✅ Ich sehe den Mann.

見る対象の「その男性」は直接目的語なので、対格にします。Mann は男性名詞の単数ですから、主格の der ではなく den を使います。

覚えておこう

主語は主格、直接目的語は対格です。男性単数の der → den、ein → einen をまず覚えましょう。