前置詞

por と para の使い分け

A2必須スペイン語(スペイン)

要点

por は主に行動の原因・理由を、para は目的や相手を表します。日本語ではどちらも「〜のために」と訳せることがありますが、スペイン語では意味に応じて使い分けます。「何が理由か」なら por、「何を目指すか」「誰に向けたものか」なら para が基本です。ただし、料金や手段など、ほかの用法もあります。

形

por / para + 名詞・代名詞。目的を表すときは para + 動詞の不定詞を使います。

使い方

  • 原因・理由には por を使います。por la lluvia は「雨のために」、Gracias por tu ayuda. は「手伝ってくれてありがとう」です。
  • 行動の目的には para を使います。para trabajar は「働くために」です。理由と目的は、日本語の訳だけでなく文の意味から判断します。
  • 贈り物などの受け取り手には para を使います。para ti は「あなたへの/あなたのための」です。
  • 交換や支払う金額には por を使います。買い物で por diez euros と言えば「10ユーロで」という意味です。
  • 連絡の手段には por を使います。por teléfono は「電話で」、por correo electrónico は「メールで」です。

例文

  • No salimos por la lluvia. — 雨なので出かけません。
  • Estudio español para trabajar en Madrid. — マドリードで働くためにスペイン語を勉強しています。
  • Este regalo es para ti. — このプレゼントはあなたにあげるものです。
  • He comprado esta camiseta por diez euros. — このTシャツを10ユーロで買いました。

よくある間違い

❌ Gracias para tu ayuda.

✅ Gracias por tu ayuda.

感謝する理由を示すので por を使います。para はここでは使えません。Gracias por… を「〜してくれてありがとう」という表現として覚えましょう。

覚えておこう

まず、理由の por と目的・受け取り手の para を区別しましょう。「〜のために」をいつも同じ前置詞に置き換えることはできません。