代名詞 y:場所と à を伴う補語
要点
代名詞 y は、すでに話題に出た場所や、動詞が à で結び付ける物事を指します。場所なら「そこに・そこで」、物事なら「それについて」などの意味になり、同じ表現の繰り返しを避けられます。日本語では文脈から省略できても、フランス語では補語を受ける y が必要になることがあります。
形
主語 + y + 活用した動詞(Je → J’y)。否定形:主語 + ne + y + 動詞 + pas(Je n’y vais pas)。不定詞の補語を受ける場合は、その不定詞の直前に置きます(Je vais y aller)。
使い方
- à、dans、chez などで表す目的地や居場所を受けます。à la bibliothèque → y のように、前置詞を含む場所の表現全体を置き換えます。
- penser à une question のように、à を伴う物事の補語も受けます。ただし、à があるだけで、どんな表現でも y に置き換えられるわけではありません。
- 人を指す à の補語には、基本的に y を使いません。動詞に合った別の代名詞を使います。
- y は形が変わりません。何を指すかは、前の文や会話の状況から判断します。
例文
- Tu vas à la bibliothèque ? — Oui, j’y vais cet après-midi. — 図書館に行くの? — うん、今日の午後に行くよ。
- Tu penses à tes vacances ? — Oui, j’y pense souvent. — 休暇のことを考えているの? — うん、よく考えているよ。
- Tu travailles dans ce café ? — Non, je n’y travaille pas. — このカフェで働いているの? — ううん、そこで働いているわけじゃないよ。
- Tu connais ce musée ? — Oui, je veux y retourner. — この美術館を知っているの? — うん、また行きたいんだ。
よくある間違い
❌ Je pense y souvent.
✅ J’y pense souvent.
y は通常、活用した動詞の前に置きます。ここでは「そのことについて」を表し、pense の後ろには置けません。また、je は y の前で j’ になります。
覚えておこう
y は、話題に出た場所や à を伴う物事を受けます。前置詞ごと置き換えるので、à y とはしません。