対格を取る前置詞
要点
für・ohne・durch・gegen・um の後ろでは、名詞や代名詞を対格(4格)にします。動詞の目的語でなくても、前置詞によって格が決まります。日本語では「〜のために」「〜なしで」などと表しますが、ドイツ語では前置詞の後ろの冠詞なども適切な形にする必要があります。
形
前置詞 + 対格:男性単数は der → den、ein → einen、女性単数は die/eine、中性単数は das/ein、複数は die です。例:für den Vater、für eine Freundin、ohne das Handy。
使い方
- für は「〜のために」を表し、贈り物の相手などを示します。
- ohne は「〜なしで」を表します。ohne Zucker のように、冠詞を付けない場合もあります。
- durch は「〜を通って」を表します。
- gegen は対戦相手や反対する対象などを示します。「そのチームと対戦する」は gegen das Team spielen です。
- um は「〜の周りに」を表します。時刻を示す um acht Uhr(8時に)もよく使います。
例文
- Das Geschenk ist für meinen Vater. — このプレゼントは父への贈り物です。
- Ich trinke Kaffee ohne Zucker. — コーヒーは砂糖を入れずに飲みます。
- Wir gehen durch den Park. — 私たちは公園を通って行きます。
- Die Kinder sitzen um den Tisch. — 子どもたちはテーブルを囲んで座っています。
よくある間違い
❌ Das Geschenk ist für dem Vater.
✅ Das Geschenk ist für den Vater.
贈り物の相手を表していても、für の後ろは与格ではなく対格です。男性単数の Vater に付く定冠詞は den にします。
覚えておこう
für・ohne・durch・gegen・um は、後ろに置く名詞や代名詞を対格にします。移動しているかどうかで格を変える必要はありません。