状態受動:sein と過去分詞・動作受動との違い
要点
状態受動(Zustandspassiv)は、ある動作の結果として続いている状態を表します。sein と過去分詞を使い、「何が行われるか」ではなく「今どんな状態か」に注目します。例えば Die Tür ist geschlossen. は、ドアを閉める動作ではなく、閉まっている状態を表します。日本語では「〜されている」だけでなく、「閉まっている」のような自然な表現で訳すこともあります。
形
主語 + sein(主語・時制に合わせて活用)+ 過去分詞。平叙文では sein を第2位置、過去分詞を文末に置きます。現在:Die Tür ist geschlossen. / 過去:Die Tür war geschlossen.
使い方
- 閉まったドアや予約済みの席など、動作の結果としての状態を説明するときに使います。誰がその動作をしたかは、通常は重要ではありません。
- 動作受動の werden + 過去分詞は動作に注目します。Die Tür wird geschlossen. は「ドアが閉められる」、Die Tür ist geschlossen. は「ドアが閉まっている」です。
- 過去の状態には war や waren を使います。これは、その時点でどんな状態だったかを表し、動作が起きた時点を述べるものではありません。
- 日本語の「〜ている」をすべて状態受動にするわけではありません。ドイツ語では、その動詞で動作の結果としての状態を自然に表せるかを確認します。
例文
- Die Tür ist geschlossen. — ドアは閉まっています。
- Die Tür wird geschlossen. — ドアが閉められます。
- Diese Plätze sind schon reserviert. — この席はすでに予約済みです。
- Als wir ankamen, war das Fenster schon geöffnet. — 着いたとき、窓はすでに開いていました。
よくある間違い
❌ Die Tür ist schließen.
✅ Die Tür ist geschlossen.
状態受動では sein の後に不定詞の schließen ではなく、過去分詞の geschlossen を使います。sein だけでは、動詞を結果の状態を表す形にできません。
覚えておこう
sein + 過去分詞は結果の状態、werden + 過去分詞は動作に注目します。過去の状態は war/waren + 過去分詞で表せます。